〈ご本人さま〉 80代 女性 要介護2/京都市内でお一人暮らし
〈ご家族さま〉 長女さま(京都市内在住)・次女さま(大阪在住/メインでご対応)
〈入居老人ホーム〉 住宅型有料老人ホーム(大阪市内)
京都での独居生活と、「娘の近くで暮らしてほしい」というご希望
80代のお母さまは、長年お住まいの京都市内の自宅でお一人暮らしをされていました。
要介護2で、日常生活の多くは何とかこなせるものの、階段の上り下りがつらくなってきたこと、買い物や通院のたびにタクシーを使うことが増えてきたこと、転倒への不安から外出を控えがちになっていたことなど、「一人で暮らし続けること」への不安が大きくなっていました。
ご家族は、京都にお住まいの長女さまと、大阪にお住まいの次女さまの二人姉妹。
これまでは主に長女さまが京都でのサポートをされていましたが、長女さまもお仕事が忙しくなり、次第に大阪の次女さまが中心となって動かれるようになりました。
次女さまからは、「これから先の通院付き添いや面会を考えると、母には大阪の自宅から通いやすい老人ホームで暮らしてもらえた方が、お互いに安心ではないか」というお考えがあり、当センター希へご相談をいただきました。
大阪の老人ホームをご希望された背景
ご相談時の主なご希望・不安は次のような点でした。
- お母さまは住み慣れた京都を離れる不安がある一方で、一人暮らしの限界も自覚されていること
- メインで動かれる次女さまは大阪在住のため、通いやすい大阪エリアの老人ホームを希望されていたこと
- 長女さまも仕事の合間にサポートされており、京都と大阪のどちらからも無理なく面会できる場所を探したいというお考えがあったこと
「本人は京都在住だが、老人ホームは大阪エリアを希望」というケースでは、ご本人さまの生活歴・思い(京都への愛着)、ご家族さまの通いやすさ・今後のサポート体制、この両方のバランスをとることが大切になります。
当センター希で行わせていただいたサポート
1.京都での面談と、大阪在住の次女さまへの電話ヒアリング
当センター希では、まず京都のご自宅へ伺い、お母さまのお体の状況やご不安、お気持ちを直接お伺いしました。
一方で、メインで動かれている次女さまとはお電話で丁寧にヒアリングを行い、大阪のどのエリアであれば通いやすいか、通院・面会・外出など、今後どのような関わり方を想定されているか、お母さまにとって「譲れないポイント」(個室/お風呂/雰囲気など)
を整理しました。
2.大阪エリアのホーム候補の選定と、京都発の見学同行・送迎
そのうえで、大阪在住の次女さまが通いやすいエリア、要介護2の方が安心して暮らせる介護・生活支援体制、ご本人さまの性格や生活ペースに合いそうな雰囲気といった点を踏まえ、大阪市内・北摂エリアの住宅型有料老人ホームを複数ピックアップしました。
当センター希では、一定のエリア内であれば、施設見学時の同行や、ご自宅・病院から老人ホームまでのご送迎にも基本的に対応しています。
今回は、京都のご自宅から当センター希が車でお迎え、そのまま大阪の老人ホームへ移動し、複数施設を一日で見学、見学終了後はご自宅までご送迎という流れで、京都発・大阪の施設見学を実施しました。
3.入居当日の同行・送迎と、生活立ち上げのサポート
入居が決まった後も、入居日当日の京都から大阪の老人ホームまでのご送迎、最初の荷物搬入や、施設スタッフへの情報引き継ぎの場に同席、ご家族さまが揃いにくい平日の場合の施設側との細かな調整などを当センター希でサポートしました。
特に初日は、ご本人さま・ご家族さまともに不安が大きいことが多いため、何かあればすぐその場で施設と相談できる人がいるという状況をつくることを心がけました。
入居後の変化とご家族さまのご様子
大阪市内の住宅型有料老人ホームへのご入居後は、
- お母さまは、職員の見守りのもとで安心して入浴や食事を楽しめるようになった
- これまで控えがちだった外出も、職員付き添いのもとで近隣散歩を楽しまれている
- 次女さまは、仕事帰りや休日に立ち寄りやすくなり、「会いに行くハードル」が下がった
といった変化が見られました。
長女さまも、「京都の実家に一人でいるときより、今の方が母が人の気配の中で暮らせていると感じます。大阪の妹も通いやすくなり、姉妹で協力しやすくなりました。」とお話しくださいました。
ポイント
● ご本人さまが京都在住でも、「実際に動けるご家族さま」が大阪など他府県にお住まいの場合、ご家族さまの通いやすさを優先して他府県の老人ホームを選択するケースも少なくありません。
● 当センター希では、一定のエリア内であれば、京都から大阪方面への施設見学の同行・送迎、入居当日のご送迎なども基本的に対応しており、ご本人さま・ご家族さまの移動負担をできるだけ減らすことを大切にしています。
● 「住み慣れた地域」と「ご家族さまの通いやすさ」のバランスについて迷われた際は、双方のメリット・デメリットを一緒に整理しながら、無理のない形を考えていくことが重要です。