〈ご本人さま〉 80代 女性 要介護2/京都市内でお一人暮らし(週3回デイサービス利用)
〈ご家族さま〉 お孫さま(社会人・京都府内在住)
〈入居老人ホーム〉 住宅型有料老人ホーム(京都市内/レクリエーション・体操に力を入れているホーム)
デイサービスが楽しみなおばあさまと心配するお孫さま
80代のおばあさまは、京都市内の自宅でお一人暮らし。
要介護2で、足腰の弱りや物忘れが進み、外出機会が少なくなっていましたが、週3回通っているデイサービスでは、みんなで行う体操、脳トレや塗り絵、工作、季節行事や誕生日会が何よりの楽しみでした。
お孫さまは仕事の合間に時々様子を見に通われており、デイに行った日の方が表情が明るい。
家にいる時間が長くなると、どうしても心も体も縮こまってしまう気がする、と感じておられました。
一方で、転倒リスクや今後のことを考え「そろそろ施設入居も視野に入れた方がいいのではないか」という話題が家族の中でも出始めました。
そのとき、お孫さまが一番心配されたのが「施設に入った途端、部屋でテレビばかりになって、大好きな体操やレクがなくなってしまうのではないか」という点でした。
そんな中で、お孫さまから「入居してもほったらかしにならない老人ホームを知りたい」と、お問い合わせをいただきました。
お孫さまのご希望:「安全」だけじゃなく「楽しみ」も守りたい
ご相談時の主なご希望、不安は次のとおりでした。
- ただ生活を見るだけでなく、体操やレクで体と頭を動かせる環境がいい
- 「食事・入浴だけ」の毎日になり、一日中テレビの前にならないか心配
- おばあさまは少し恥ずかしがりな性格なので、職員が上手に声掛けして参加を促してくれるかが気になる
当センター希では、まずご自宅に伺い、デイサービスで特に好きだった活動(体操・歌・ゲーム など)、苦手なレク(大勢の前で発表するもの など)一日の中で元気な時間帯、しんどくなりやすい時間帯を、おばあさまやお孫さまと一緒に整理しました。
当センター希で行わせていただいたサポート
1.「レク・体操の実態」にこだわった施設選び
パンフレットの「レクリエーション充実」という言葉だけでは実際が見えにくいため、当センター希では老人ホームごとに、週間・月間のレクリエーション予定表、実際に行っている活動の写真や内容、機能訓練や体操を担当するスタッフの体制を確認しました。
そのうえで、毎朝の体操が習慣化されている、週に複数回少人数でのゲームや創作活動がある、季節ごとの行事を大切にしているといった特徴を持つ住宅型有料老人ホームを複数ピックアップし、お孫さまと共有しました。
2.実際のレク時間に合わせた見学同行
本当にほったらかしになっていないかを見るために、実際に体操・レクリエーションが行われている時間帯、できれば2つ以上の活動が見られる時間に合わせて見学日を調整しました。
当日はおばあさま、お孫さまと当センター希の相談員が一緒に訪問し、職員の声掛けの仕方(優しく、でもちゃんと誘ってくれるか)、参加されている方々の表情、座ったままでも参加できる工夫がされているかなどを、「現場の空気」として確認していただきました
3.見学後の振り返りと「一番合いそうなホーム」の整理
見学後、その日のうちに当センター希で振り返りの時間を取り、おばあさまがここなら行ってもいいかなと感じた老人ホーム、お孫さまから見て活動内容や職員の雰囲気が合いそうな老人ホーム、体操・レクレーションの頻度や内容を一緒に整理しました。
最終的に、毎朝の体操+週3〜4回の集団レク、少人数グループで、職員が穏やかに声掛けしてくれる、恥ずかしい日は見学だけでもOKという柔らかい雰囲気が印象的だった、京都市内の住宅型有料老人ホームへのご入居が決まりました。
入居後の変化とお孫さまのご様子
ご入居後、おばあさまは、毎朝の体操に楽しみながら参加、午後のレクリエーションでは塗り絵やゲームで笑顔が増えた、「今日は◯◯をしたよ」と、お孫さまに電話で話してくださることが増えたなど、日々の中に「小さな楽しみ」がたくさん戻ってきました。
お孫さまからは「入居すると動かなくなるんじゃないか、と心配していましたが、実際には、デイサービスの楽しいところをそのまま毎日にしたような生活で安心しました。職員さんも、体調に合わせて今日は見学だけにしましょうかと声をかけてくださっているようで、無理なく続けられているのがありがたいです。」とのお声をいただいております。
ポイント
● 「入居=部屋でテレビ」というイメージが心配な場合、レクリエーションや体操の頻度・中身・声掛けの様子を事前に確認することが大切です。
● 実際の活動時間を見学し、参加している方の表情、職員の声掛け、その人の体力に合わせた工夫をチェックすることで、ほったらかしになっていないかを具体的にイメージできます。
● お孫さま世代だからこそ、おばあちゃんにはただ安全なだけでなく、毎日の楽しみも持ってほしい、という視点で老人ホームを選ばれるケースも増えています。