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要介護3

80代女性

認知症・徘徊がある方の、専門ケア体制が整った老人ホーム入居事例

〈ご本人さま〉 80代 女性 要介護3/ご家族さまと同居
〈ご家族さま〉 娘さまご夫婦
〈入居老人ホーム〉 認知症対応型グループホーム(京都市内)

在宅介護の限界と施設検討のきっかけ

80代のお母さまはアルツハイマー型認知症で要介護3。
これまで娘さまご夫婦と同居し、在宅での介護を続けてこられましたが、昼夜逆転傾向が強くなり、夜間に玄関の鍵を開けて外へ出てしまう徘徊が増えてきました。

近所で迷子になり警察に保護されることもあり、転倒や交通事故のリスクも高まっていました。
娘さまご夫婦もフルタイムでお仕事をされており、日中の見守りに加えて夜間も緊張しながら過ごす状態が続き、「このまま在宅を続けるのは、体力的にも精神的にも限界かもしれない」と感じられるようになりました。

それでも、できるだけ近くで見守りたいというお気持ちは強く、当センター希へご相談がありました。

 

徘徊に関する不安と、認知症ケアに強い施設を探す難しさ

ご相談時の主な悩みは次の3点でした。

  1. 夜間の徘徊による行方不明や転倒事故のリスクをどう減らせるか
  2. 近隣への迷惑や警察沙汰が増え、「このまま自宅で暮らすのは難しいのではないか」という不安
  3. 認知症と徘徊があっても、お母さまらしく生活できる京都市内の老人ホームが本当に見つかるのか

認知症高齢者の受け入れをうたう老人ホームは一定数あるものの、徘徊が強い方の受け入れは難しいとされるケースもあり、ご家族さまは施設探しの段階で行き詰まりを感じておられました。

そこで当センター希では、

  • 徘徊の頻度・時間帯・きっかけ(不安が高まりやすい場面)
  • これまで在宅で行ってこられた見守りや工夫
  • 娘さまご夫婦が面会に通いやすいエリア(京都市内)

といった情報を整理しながら、認知症ケアと徘徊への対応実績の両方を重視した老人ホーム探しをスタートしました。

 

認知症ケアに特化したグループホームへのご入居

お母さまは、見守りがあれば屋内の歩行は自立されており、日中の簡単な家事や会話もある程度保たれている状態でした。
そのため、少人数で家庭的な環境の中、役割を持ちながら生活できる認知症対応型グループホームを中心にご提案しました。

その中から、

  • 24時間スタッフ常駐で、夜間も定期的な巡回・声かけを行っている
  • 玄関や外部への動線に安全面の工夫がされている(オートロック等を含む)
  • 徘徊傾向のある方の受け入れ実績があり、ケア方針が明確である

といった条件を満たすグループホームを複数ピックアップし、見学の調整や当日の同行まで当センター希でサポートしました。

見学時には、ケアマネージャーさま、ご家族さまと連携しながら、これまでの徘徊の具体的な様子(時間帯・距離・保護時の状況など)不安や興奮が強まりやすい場面、ご本人さまが好まれる生活リズムや日中の過ごし方を施設側と共有し、入居後のケア方針や対応方法について事前に調整させていただきました。

その結果、認知症ケアと徘徊対応の両面に強みを持つ京都市内の認知症対応型グループホームへのご入居が決まりました。

 

入居後の変化とご家族さまのご様子

入居後は少人数の落ち着いた環境で、洗い物やタオルたたみといった「役割」を日中の活動として持っていただくことで生活リズムが整い、夜間の徘徊は大きく減少しました。
スタッフの声かけや、安心できる人間関係の中で、お母さまの表情も徐々に穏やかになっていかれました。

 

ポイント

● 認知症による徘徊がある場合は、玄関・外出動線の工夫や夜間の見守り体制など、安全面とケア体制の両方を事前に確認することが重要です。

● 徘徊の時間帯・きっかけ・頻度などを、医師・ケアマネージャー・老人ホームの三者で共有し、多職種でケア方針をそろえておくことが、入居後の安定につながります。

● 在宅介護の限界を感じたときは、頑張りが足りないからではなく、ご本人さまの安全とご家族さまの生活を守るための選択肢として、認知症ケアに特化したグループホームを検討することも大切です。
 

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